小人と僕の会話録〜アンネの日記編〜
ここ最近、キャバクラに出勤してるから小人と一緒に過ごす時間が減った。
小人と色んな話をするのだけれども、先週、めっちゃ端折った“アンネの日記”の話を小人にしてみたので、記憶の範囲内で記録しておく。
ぼく「アンネちゃんさ、死んじゃったんだよ。15歳だよ?どう思う?」
小人「良いと思うよ!」
ぼく「え?ごめん、かか・・・質問考えるから、ちょっと待って」
小人「もう考えたー?」
ぼく「あー、めっちゃアバウトな質問なんだけど、何で“死んでも良いの?”」
小人「だってさ、アンネちゃんは“殺された”んでしょ?悪いことしてないから天国に行けるけど、兵隊さんは“殺した”から悪い。だから、地獄に行くんだよ。」
ぼく「ちょっと時間くれ!」
小人「またー?」
ぼく「例えばだよ、小人は5歳でしょ。あと10年後、みんなが中学生の時に死んじゃうの。“死ぬ”って、もう何も出来ないよ?テレビも見れないし、かぁかと話すことも、公園に行くことも出来ないの。それでも、天国に行けたら小人は満足するの?」
小人「それは嫌。」
ぼく「アンネちゃんは、パパだけが生き残ったの。だから、アンネの日記が公開された。それは、分かってるよね?家族とバラバラにされたアンネちゃんは、どんな気持ちだったんだろう。」
小人「寂しかったと思う。でもね、沖縄でも兵隊さんに殺された人が居るんだよ!」
ぼく「同じ戦争だね」
小人「殺された人は天国に行ったの。ばーばーがいっぱい死んだって言ってた。」
ぼく「そっか・・・。とりあえず、おじさんにおやすみLINEして、もう寝よう。」
小人「はーい」
たぶん、小人の中で“戦争”は祖母が体験した沖縄戦で、「悪い事していないから天国へ行く」ってのは、普段から戦争体験者の話を聞いて、近所の年寄りコミュニティで一緒にゆんたくしている小人ならではの考えなのかもしれない。
まだ、言語化出来ない“小人の想い”があるのかなーと。
とりあえず、アンネの日記の絵本をねだられたので、来月は僕が本買うの我慢して小人に何冊か買ってあげよ。その前に、はてしない物語を一緒に読んで欲しいのだけれども。笑