シングルマザー女子大生ゆるゆるゆか子にっき

シングルマザー女子大生(だった)上原のにっき。ゆるふわニートなうです。

弟がクズ過ぎる件について話そうか2

県知事選も終了に差し掛かり、友人のオフィスに向かうため、ワガママしか言わない娘の手を引き国際通りを歩いていると、めったに鳴らない僕のiPhoneがブーブーいった。

 

画面を見ると「上原 弟」と表示されている。

 

電話に出ると、何ノリなのか知らないが「暴走族だよー!暴走族の音聞こえる?!ほら!内地の暴走族だよ!」と、ひきりなしに暴走族の“音”を聞かせようとしてくるのだが、僕の意識は娘と繋いだ手にあるのだから、そんな音はどうでもいいのである。

 

とりあえず、本題を切り出すのを待っていると案の定「お金送って♡」という内容だった。送金するのもイヤだが、弟が困窮状態となると送金してあげなくては!と思うのが“姉”という存在であろう。

しかし、弟に善意を見せた途端に調子に乗りはじめたのである。

「ゆうちょの通帳が2階にあるはずだから、それを探して送金してくれない?♡」と。

 

オレオレ詐欺もビックリな手法だ、と思いながらも今まで甘やかして来た事を悔やみながら視線を娘に移し「せめてさ、口座番号くらい送ろうぜ。」と言ったのだが、残念な弟には伝わらず、落ち着きのない娘から「弟は貧乏なのー?」という鋭い質問が飛んで来た。

 

なぜ、娘氏の質問が鋭いのか。それは、“キセツ労働”のために県外に行く若者が“貧乏生活”を送る、という点を見抜いていたからである。

 

僕の弱り切った脳みそをフル回転させ、記憶を辿っていくと少なからずキセツに行った若者が“路上生活”を送っていたという話は、「よくある話」として思い出せるのである。

 

職場の人と揉めた、内地の水が合わなかった、風俗やキャバクラにハマった、人それぞれ理由はあるものの困窮するパターンは“上京女子”だけでなく、“移動する男子”にも付き纏う。

そこで、救いの手を差し伸べるのは決まって「身内」や「地元」などのコミュニティであるから、沖縄はある意味でパラダイスなのだろう。

 

こんなクズ極まりない弟は、電話する姉が居るだけ恵まれている。

 

弟の友人Y君は、小学生の頃から非行に走りヤンキー界隈からは期待の星だったはずのだが、やたら逮捕される運の無さと人見知りの激しさから「社会の優しさ」が手を差し伸べた。

Y君はテレビやマスコミに「更生した成功事例」として取上げられた。

被爆の可能性が否めない福島で「復興の為に働くヤンキー少年」の美談としてである。

それはもう、彼のこれからに期待しているかのようだった。

 

しかし、言い換えてしまえば、家族がお金を送るチカラが無ければ、その場所に縛られてしまう。ただ、これだけに尽きる。

 

僕はクズな弟がY君だったら、とてもじゃないが我慢出来ずに沖縄に呼び戻すだろう。

危険を背負ってまで“更生”する必要はないと考えているからである。

 

クズ過ぎる弟の“移動”から、ヤンキー男子が“搾取”される構造を垣間みた気になった次第であるが、Y君が女子を“搾取”する側になっていたらどうなっていたのだろう、と考えずにはいられないのである。

 

とりあえず、クズ過ぎる弟への送金については、家族会議に持ち込むとしよう。