先輩に追われると包丁を持つの?
どーも。原稿に着手することなく呑気にブログ更新している上原です。
先週土曜日に、私の彼氏と言っても過言ではないMacBook Airさんをタクシーに忘れてしまい、一瞬、泣きたい気持ちでいっぱいになりました。
MacBook Airさんと離ればなれになって悲しいはずなのに、私の頭の中は6割がた……ある事件のことを考えていました。
というのも、先週土曜日は↓この事件の判決が出た日でして、判決が出たあと、裁判を傍聴していた作家さんと「生クリームピザ美味しい!」とか軽い会話を交わしながら、事件の話をしたんです。
上原の身のまわりでは、この事件に注目している人が少なからずいるわけでして、事件の話になると「これは、色んな視点から考えないといけない事件だよな……」と、どよーんとした空気が流れます(苦笑)。
で、上原が個人的に気になっているのは、裁判では「包丁を持っていた」から「強盗殺人」になっているのですが、加害者は、何で包丁を持っていたんだろう?と。そこが気になって、気になって、仕方ないのです。
全国紙のウェブ版をいくつかチェックしてみたところ、少年が包丁を所持していた理由については書かれていないのですが、県内紙にはありましたよん♡
(手元に新聞がないから時間とココロに余裕があるときに引用するね!作家さんから話は聞いていたのですがwww)
県内紙に書かれていた内容をざっくりまとめると、包丁は先輩たちに見付かったときのための護身用だった、とのことでした。
上原的には、とても納得のいく理由です。
沖縄の加害者が属していたであろうコミュニティでは、わりと当たり前のように、常に誰かが“かめーらってる”気がします。
“かめーらってる”は、沖縄の若者方言で「探されている(追われている)」という意味です。
見付かるとどうなるのかって?
「しなされ」ます♡
まあ、この「しなされる」には段階があるのですが……。
加害者の少年が包丁を所持するくらい恐怖感を持っていたとするなら、顔の原形が分からなくなるくらいの暴力は受けていたのかもしれません。
この事件を起こした当時、加害者の少年は18歳ですから、中学時代から日常的に暴力に晒されていたと考えると、少なくとも5,6年は先輩たちからの暴力を受けていたことになります。
でも、裁判では、この辺りの事情は考慮されなかった。
中学生から二十歳くらいまでの子が受けている、振るっている“暴力”ってどんなものだと思いますか?
ちょっぴり極端な例を紹介します。
・後輩をフルボッコにして近くの川に投げた
・後輩をフルボッコにして海に投げた
・後輩をフルボッコにしてゴミ箱に入れた
これ、どれも事件になっていません(笑)。
しかも、後輩たちは無事、生還しています。(すごい!)
生命の危機を感じるレベルの暴力ですよね。だけど、当事者の間で事件にならない仕組みが定着しています。
たぶん、この仕組みへの理解が深まると今回のような事件を防げるのだと思います。
仕組みについてテキトーなことを言うのは嫌なので、このブログを読んだ人には……
「もし、自分が例のような暴力を6年間受け続けていたら包丁を持たないで外出できたのか?」
考えてみて欲しいですっ!!!